枕の選び方|快眠のために重要な4つのポイントを専門家が解説

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枕

枕の必要性

そもそも枕は何のために必要なのでしょうか。

多くの人は「寝ている間に頭を乗せておくもののためでしょう」と答えるでしょう。確かにそれも間違いではありません。

肩こりや腰痛があり、少しでも枕に関心がある人なら「就寝中の首の位置を正しく保つために必要な道具」と答えるかもしれませんし、「睡眠時に正しい姿勢を保つためには首の位置がとても重要になるので、枕によってその正しい位置を保つために使っているのだ」と付け加える人がいるかもしれません。

ここまで答えられれば、相当枕についての造詣が深いと言わざるを得ません。整形外科医か寝具店の店員レベルです。

脳と体をつなぐ最も重要な連結部分が首です。大切な神経が集中している首の健康状態や睡眠時の首の位置は枕によって決まってくるので、このことからも枕の重要性が理解していただけるものと思います。

もちろん、頸椎に障害があったり、年齢のために頸椎が変形してしまったり、頸椎の椎間板ヘルニアと診断されている患者さんなどは、より一層枕が重要になってきます。

その他、交通事故などで、むち打ち症になってしまった人も枕の重要性が身にしみているのではないでしょうか。

このような首の状態にある人は、起きている時と同様、睡眠中であっても正しい首の位置を保ち、理想的な姿勢を保つことが何より重要になってきます。

適切な枕を使って寝ることは、痛みやしびれといった様々な症状軽減するための治療の一環であるといってもいいでしょう。

それぐらい枕の持つ意味は大きいのです。

頸椎の病気ばかりではありません。肩こりや腰痛、さらに頭痛や顎関節の痛みも枕によって改善させることができます。

さらに、吐き気やめまいなどの自律神経の症状。

他に無力感や抑うつ感なども枕を変えることで軽減されているという症例がたくさん発表されています。

枕が健康にそれほど重大な影響を与えるのです。

寝ながら健康維持できる枕という道具にもう一度着目する必要があるでしょう。

枕選びで大切なこと

枕コンシェルジュの人に聞いたところによると、枕で重要なのは素材ではありません。

もちろん、素材が重要でないわけではありません。

しかし、それよりも本当に重要なのは「枕の高さなのです」と言っていました。

枕の高さは、直接首に影響しますので、それも当然かもしれません。

そして次に重要なのが「硬さ」です。

この硬さは寝返りのしやすさに関係してくるので、とりわけ重要かもしれません。

そして最後に素材とその肌触りということなのです。

ここに枕選びの本当に重要なポイントが隠されています。

枕を選ぶ際に大切なのが素材ではないのです。

本当に重要なポイントは「高さ」と「硬さ」なのです。

枕の高さと硬さを計測するオーダーメイド枕

枕の高さ

しかし、「私は昔から高めの枕が好きなんです」とか、「やっぱり枕は固い方が寝やすいんですね。旅先のホテルなどで枕があまりふわふわしているとどうやっても眠れないのです」などと言う声を聞きます。

実はこれ、とても危険な兆候です。

もちろん、自分の好みがあるということは承知しています。枕の高さと硬さも人それぞれ好みがあり、決して無視することはできません。

しかし、自分の好みをあまりにも優先さすぎるてはいけないのです。

「高めが好き」とか「低めが好き」と言う程度ならまだいいのですが、これがエスカレートして「高い枕でなければ眠れない」というぐらいに、あまりにも偏った好みだとその枕によって不眠を助長し、健康阻害してしまうことになるのです。

うつ伏せ寝は危険

中には「いつもうつ伏せで寝ているので枕は使いません」と言い切る方もいます。

しかし、これも熟睡を得るという意味ではあまりお勧めできたものではないのです。

何故なら、人は寝ている間に何度も寝返りを打つのです。一度寝てしまって朝まで全く動かないということは有り得ません。

さらに言えば、うつ伏せ状態が寝ているときの姿勢としてとても不自然な状態なのです。

うつ伏せで寝るということは、脊椎に大きな負担がかかっているということなので、実はあまり褒められた寝姿勢ではないのです。

つまり、元々自分に合ってない枕を使っていたことによって、上向きの睡眠姿勢や横向きでの寝姿勢が辛いので、結局うつ伏せに行き着いてしまったということなのです。

枕によって理想の首の角度と深さを維持する

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睡眠中の脊椎の状態は、楽に寝返りがうてるかどうかという点にも影響してきます。

背骨が歪んだ状態で寝ていれば、寝返りをうつにも必要以上にエネルギーが必要となり、無駄に筋肉を収縮させなければなりません。これでは、本来休めるべきはずの筋肉や靭帯が休まらないのです。

つまり、本来はリラックスをして寝るはずの状態であるにもかかわらず、逆に筋肉や靭帯を酷使してしまうのです。

これは本末転倒と言わざるをえません。体を休めるための睡眠が、逆に体を痛めつけてしまっているのです。

具体的には、マットレスと首の角度が約5度になるのが理想的といわれています。

頸部のすき間の深さは人によって多少違うものの、一般的には1~6cmと言われています。

これに合った枕を選ぶと首や肩への負担が少なく自然な寝姿勢が保たれ、眠りやすいといわれています。

頸部のすき間の深さに合わない高すぎる枕、または低すぎる枕を選ぶと、首や肩・胸の筋肉に負担がかかり、気道を圧迫するために呼吸がしにくく寝心地が悪くなります。

つまり、枕を選ぶ際は、安定的に呼吸が確保でき、重量のある頭部をきちんと支えてくれるだけの弾性があって、発汗対策としての吸湿性や放湿性のよい素材を選ぶことが、なにより大事になります。

当然、寝返りをして横向きになった場合も考える必要があります。

肩先から側頭部全体を支えるだけの奥行きが必要になるのは言うまでもありません。

日本古来の枕の素材はおすすめ

そばがら枕

日本古来からの伝統的な枕素材の代表と言えるものは、やはり「そばがら」ではないでしょうか。

そばがらは、その名の通り、麺の実を脱穀した後に残る種皮です。

三角形の悪徳な形をしているため一つ一つの粒の間に隙間が多く、通気性や吸湿性や弾力性がいずれもとても優れているのです。

殻の間の空気が断熱材の役目を果たすため、熱をよく拡散し、頭を冷やす効果があるので、湿気が多く、暑い日本の夏には最適な素材です。

植物由来の素材なので、とても通気性がよく、温度は体温より上がりませんので、快適に寝ることができます。

そして、硬すぎず、軟らかすぎないので、寝心地がよいという特徴があります。

そばがらの擦れる音が心地よく、寝返りで頭を動かしても不快ではありません。

そば栽培で不要になる殻をリサイクルできるので、価格面でも優位性があります。

また、枕としての役割を終えたそば殻は園芸用堆肥として使用できるので、地球に優しい素材ということができます。

このように、利点が多いのが、そばがら枕の特徴なのです。

そばがら枕の問題点

ただし、天然素材であるためカビやダニが発生することもありますし、 1年以上使っていると粒が潰れてしまい通気性や弾力性も悪くなることがあります。

さらに、人によってはアレルギー反応を示す場合があるので、事前に確認を必要とすることがあります。

最近では、このそばがらに防虫効果のある檜チップなどを混入した枕も登場してきています。そばがらの涼しさに加えて、檜ならではの良い香りを楽しめるのは確かに魅力的でしょう。

快眠の条件のひとつは、「リラックス」です。檜の香りにより、リラックスできれば、自然とぐっすり寝られると思います。

日本古来からある素材を活用した枕は、快眠に適しているといえます。

昔の人は、自然にある素材で快適な睡眠環境を創り出していたのです。

綿を使った枕

そしてもう一つ、昔からお馴染みの「綿」の詰まった柔らかい枕も日本固有の枕といってもいいでしょう。

枕素材としての綿には原料によって絹や木綿やポリエステルなどがありますが、もっとも一般的なのはパンヤだと思います。

適度の弾力性と吸湿性があるため枕やクッションによく使われている素材です。

しかし、使い込んでいくうちに劣化しやすく、弾力性も吸湿性も次第に失われていきます。

また、蒸れやすいという特徴があるため、夏場には熱がこもりやすいという欠点がありますので、季節により使い分ける工夫があってもいいかもしれません。

その他の枕素材

近年では快眠ブームの高まりもあり、セラミック枕や磁気枕など最新のテクノロジーを満載したユニークな枕も続々と登場しています。

そこに日本伝統素材である備長炭や小豆、梅干の種、竹チップ、檜チップ、桐チップ、さらには大理石や水晶といった石から陶器まで、様々な素材が枕に使用されるようになってきています。

まさに百花繚乱の枕産業といってもいいでしょう。

しかし、そのために消費者が混乱してしまうという現象が起きています。選択肢が多いということは、嬉しい半面、選ぶことが難しくなるということを意味しています。

「自分に合う枕はなんだろう??」「合わなかったら肩こりが悪化しそうだな」と、どうしても慎重になってしまうのです。

そして、お店に行き、多くの枕を試してみたり、色々な枕を購入して、自分にあったものを試そうとしますが、それでも決めかねる。

そんな簡単に自分に合った枕は見つからないのです。

枕選びのポイント

枕快眠

前述の通り、季節により使うべき枕は違ってきます。

また、体調は常に変化するので、その都度、枕の素材や高さを調整する必要があります。

つまり、「これっ!!」という枕があるわけではないのです。​要は、本当に自分に合った枕を探すのはとても難しいということなのです。

枕選びで重要なのは、「大きさ」「素材」「高さ」「カタチ」です。

この4つのポイントが自分の体型や寝姿勢に合ったものを選ばなくてはなりません。

しかし、この4つのポイントがすべてではありません。

これ以外に考慮すべき重要な要素は、「好み」と「感覚」です。

寝心地はデータだけで決まるものではありません。

むしろ、「大きさ」「素材」「高さ」「カタチ」ではなく、好みや感覚の方が枕選びには重要な要素になるかもしれません。

実際、身長や体重がまったく同じであっても、合う枕が一緒というわけではありません。

結局、最後は好みや感覚が大きな比重を占めるのです。

商品の説明やお店のアドバイス、そしてデータだけに頼るのではなく、自分の好みや感覚を重視して、枕を選ぶことも大切になるのです。

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