マットレスの値段の違い
マットレスの値段はピンキリ
マットレスと言っても千差万別で、値段の安い粗悪品から、完全オーダーメイドの高級マットレスまでピンキリです。
具体的に安いマットレスは、楽天などのネット通販で買える数千円のもの。
逆に、世界的マットレスブランドの最高級品は200万円もします。
同じマットレスというカテゴリーでも、このくらいの価格差があるのです。
どの値段のマットレスを買うべきか
これだけの価格差があると、どの値段のマットレスを買うべきなのかと迷うことになるでしょう。
そもそも、マットレスの平均価格はどのくらいなのでしょうか。
安いマットレスと高いマットレスは何が違うのでしょうか。
このようなマットレスの価格に関する基本的な情報がなければ、どの価格帯のマットレスを買えばよいのか判断できないでしょう。
同じ機能性であれば、安い方がいいに決まっていますが、マットレスは「安かろう悪かろう」の商品です。
価格と機能が比例します。
価格と機能がバランスする、最もコスパのよいマットレスを多角的に分析していきましょう。
マットレスの平均価格
マットレスの平均価格を知る上で有用なデータがあります。
テンピュール・シーリー・ジャパンが2016年に実施した調査によれば、寝具(ベッド、マットレス、敷・掛布団など一式)の総額の平均価格は「5万1,726円」でした。
最高平均額は40代女性の「7万1,340円」だったそうです。
寝具の総額とはいえ、相応の価格のマットレスを購入していると想像できる結果になっています。
楽天やAmazon、価格.comの売れ筋マットレスは、数千円のものが多く含まれているので、実際の平均価格はもっと低くなると思っていましたが、多くの方が睡眠・快眠に出費していることがわかります。
安いマットレス
安いマットレスとは、一般的に数千円で売られているものを指します。
中でも激安品は2千円程度で買えるので、「なぜそんなに安いの?」と逆に買うのが怖くなります。
安いマットレスは、価格だけを追求し、質はないがしろにされているため、寝心地や耐久性に問題があることは明らかです。
知名度のあるマットレス専門メーカーや大手寝具店では取り扱わないでしょう。
買えるのは、楽天などの通販サイトか量販店になります。
生産国は、ベトナムや中国が多く、有害物質を使用しているケースも報告されています。
安いマットレスのせいで寝姿勢が悪くなり、腰痛や肩こりを発症するケースも少ないありません。
マットレスの価格と機能は比例することを知っておくべきでしょう。
高品質な安いマットレスもある
但し、安いマットレスの中にも、高品質でおすすめなマットレスはありますので、真贋を見極める必要があります。
過剰な広告費など、無駄なコストを削減し、それを価格に転嫁している良心的なマットレスメーカーも多くなってきています。
派手はテレビCMなどは行わず、ネット通販だけに特価している高品質な低額マットレスも増えています。
安いマットレス=粗悪品とは限りません。
知名度のないブランドでも、いいマットレスは売られているのです。
高いマットレス
高いマットレスとは、一般的に3万円以上の商品を指します。
3万円以上のマットレスは、一定の品質を満たす専門のメーカーが提供しているものばかりなので安心できるでしょう。
海外ブランドであれば、シーリー、サータ、マニフレックス。
国内ブランドであれば、、フランスベッド、東京西川、エアウィーヴ、雲のやすらぎ、モットンなど。
生産国も、マットレスの本場であるヨーロッパやアメリカ、または日本であることも多く、生産の基準も厳しくなっているので、品質には問題がないでしょう。
もちろん、寝心地と機能性を両立しているので、快眠に近づくことになります。
このような点を勘案すると、最もコスパがよいのは、ズバリ!!3万円以上の比較的高額なマットレスだと言えるでしょう。
マットレスの値段の差による機能性の違い
安いマットレス
マットレス価格:3,000円〜9,999円
実は、この価格帯のマットレスは売れています。
安いため、通販で人気なのです。
しかし、この価格帯のマットレスは「寝るための必要最低限の機能しか備えていない」と考えるべきでしょう。
1万円以下のマットレスに多くを求めてはいけません。
「価格重視」「使い捨て感覚」であれば買ってもいいかもしれませんが、上質な睡眠を追求したいのであれば、あまりおすすめできない価格帯のマットレスです。
使用しているウレタンの質が悪いため、寝姿勢が崩れる傾向にあります。
寝ている間に腰が痛くなるパターンは、概ねこの価格帯のマットレスではないでしょうか。
マットレス価格:10,000円〜29,999円
マットレスの機能面では、1万円以下の格安マットレスよりは上位に位置しているレベルです。
一応、問題なく寝ることはできますが、最低限の性能になっていることが多いため、「寝心地がイマイチ」「耐久性が低いため寿命が短い」という傾向にあります。
この価格のマットレスは、良質な素材が使えないため、完全に満足できるとまではいかないでしょう。
高いマットレス
マットレス価格:30,000円〜59,999円
快眠が期待できる機能性マットレスは、やはりこの価格帯が最低ラインではないでしょうか。
世界レベルのマットレスメーカーが提供している売れ筋マットレスはこの価格帯に集中しています。
実際、このレンジが最も売れているマットレスの価格帯です。
3万円以上のマットレスであれば、良質な素材が使えるので、寝心地がよく、耐久性も10年程度になるので、実は最もコスパがよいと言われているのです。
マットレス価格:60,000円〜99,999円
この価格帯はハイグレードマットレスのジャンルになるので、まずハズレはなくなります。
使用している素材が良質なため、寝心地はよく、耐久性も抜群で、メンテナンス次第では15年程度使えることもあります。
有名マットレスブランドの中堅モデルに多い価格帯です。
買って後悔することは少ないので、安心して選択できるでしょう。
マットレス価格:100,000円以上
この価格帯は、シーリーやサータ、エアウィーヴなど、有名ブランドのマットレスに限定されるので、機能性は間違いありません。
本当の快眠を追求するのであれば、やはり10万円以上のマットレスをおすすめします。
使用しているウレタンやスプリングは最高級品なので、寝心地は間違いないでしょう。
耐久性も最高レベルなので、場合によっては一生モノかもしれません。
おすすめのマットレスの値段
コスパ最高は「3万円以上」のマットレス
マットレスを選ぶ際、条件は人によって異なるでしょう。
寝心地を重視する方。
腰痛や肩こりの緩和を目的としている方。
ただ寝られればいいので、とにかく安いマットレスを優先する方。
それぞれの価値観があっていいと思いますが、やはり「安いマットレスはそれなりに問題がある」ということを前提にしなければいけません。
この点を念頭に、おすすめしたいマットレスの価格帯は「3万円以上」です。
寝心地と機能性、そして価格のバランスを考えた場合、最もコスパがいいのは「3万円以上」のマットレスです。
数千円のマットレスを買ったものの、すぐにヘタって使えなくなり、また安いマットレスに買い換えるのでは、結局高い買い物になってしまうでしょう。
3万円以上の比較的高額なマットレスであれば、耐久性も十分なので、長く使え、日割りで計算すれば、安い買い物になるわけです。
実際、3万円以上のマットレスが売れているので、この判断は間違いないでしょう。
より寝心地がよく、快眠したいのであれば、高級マットレスの中でも特に高額な20万円以上の最高級品をおすすめします。
健康はお金で買う時代
健康は買う時代になっています。
睡眠・快眠も買える時代です。
マットレスを中心に寝具への投資は、健康への最短距離にあると言っても過言ではないはずです。
マットレスへの支出を惜しんで、数千円の粗悪品を買う。
その結果、腰痛を発症し、病院や整体への出費がかさむ。
これでは本末転倒です。
予算オーバーであっても、3万円のマットレスを最低ラインにしてください。