快適な睡眠をとるためには、マットレスや枕などの寝具がとても重要になります。
とはいえ、マットレスは頻繁に買い換えるものではない上に、あまり情報がないため、その良し悪しを判断するのは意外に難しいもの。
また、種類がとても多いので、自分に合ったマットレスを探すのも一苦労です。
特に「高反発マットレスと低反発マットレスはどちらがいいのか」「ニトリのマットレスは買ってもいいのか」「モットンの評判がいいようだけど信じて大丈夫なのか」など、迷うポイントは沢山あります。
そのため、インターネットの口コミなどが最終的な判断材料になるかもしれません。
しかし、口コミを鵜呑みにしてしまうのは危険です。
ネット内の評判は玉石混交なので、買ってから後悔するケースも多いのです。
まずは、口コミの注意点を把握しておきましょう。
概要
マットレスのサイズの口コミ
マットレスは全身が密着する商品なので、自分の身長や体重など似合わせ、ちょうどいいサイズを選ぶ必要があります。
小さすぎてしまうと、足がはみ出したり寝返りを打った時に落ちてしまうケースもあります。
また、体重の重い男性が薄いマットレスに寝ると、重さで沈み込んでしまい、体が床に付いてしまう場合があります。
特に腰痛持ちの方は、重さで沈み込んでしまい底づき感が出るマットレスは避けてください。
寝返りを阻害してしまい、腰痛が悪化する可能性が高くなります。
これらを防ぐためにも、自分に合ったサイズのマットレスを選ぶ必要があるのです。
口コミ評価に注意
マットレス購入の際は、サイズに関する口コミを集めてみます。
多くの人が高い評価をしている人気マットレスでも、一般的なマットレスと規格が違う場合があります。
ダブルといっても案外サイズが小さかったり、商品によっては大きめのサイズを製造していない場合もあるので、必ずしも欲しいサイズが買えるとは限らないのです。
マットレスを選ぶ際には、まずサイズを確認した上で、実際の評判をみるようにしてください。
サイズを確認していれば、購入後の後悔は少なくなるので、この点は非常に重要です。
余裕をもったサイズで快眠を
快適な睡眠をとりたいのであれば、余裕を持ったサイズ選びが大切です。
それが精神的なゆとりになり、快眠につながるからです。
また、自由に寝返りがうてる広さがあれば、それが腰痛の改善にもつながります。
狭いマットレスで小さくなって寝ていると、筋肉の疲労回復が遅れ、血流が阻害され、腰痛や肩こりを悪化させてしまいます。
健康を維持する上で、余裕をもった寝姿勢はとても重要です。
くれぐれも小さいサイズは選ばないようにしましょう。
マットレスの種類の口コミ
マットレスにも種類があり、それぞれ特徴が違います。
大きくは「ポケットコイル」「ボンネルコイル」「ウレタンフォーム」の3つに分けられます。
ポケットコイルマットレス
ポケットコイルは、それぞれのバネが独立しており、体にフィットして点で支えます。
コイルの密度によって硬さが変わりますが、全体的に柔らかめです。
ボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルはバネが連結されており、体を面で支えます。
寝返りによる振動が伝わりにくく、適度な硬さがあり、上質な寝心地が実現できます。
適度な硬さは、畳に布団を敷いた寝心地に似ているかもしれません。
ウレタンフォームマットレス
ウレタンフォームは素材や構造に差があり、品質や金額がピンキリです。
ポケットコイルやボンネルコイルのようにバネを内蔵していないので、比較的軽量です。
背骨や腰のカーブにぴったりとフィットするので、体に余計な負担がかからず楽に寝られます。
人気の高反発マットレスは、このウレタンフォームマットレスに属します。
「モットン」「雲のやすらぎ」「マニフレックス」などが人気です。
また、エアウィーヴなどの「マットレストッパー」も、このウレタンフォームマットレスの一部です。
マットレスの硬さもチェックする
マットレスを口コミで選ぶ場合には、まずマットレスの種類を確認します。
まずは自分の好みに合う種類であるかが重要になるので「ポケットコイル」「ボンネルコイル」「ウレタンフォーム」のどれが自分に合うかを把握しましょう。
その上で、そのジャンルをさらに細分化していき、より条件に適したマットレスを選んでいきます。
この条件のうちで、重要な要素は硬さです。
マットレスの硬さは寝心地に直結する上に、腰痛や肩こりの改善に深く関係してきます。
マットレスの硬さに無頓着な方が多いですが、これは非常に危険です。
自分に合った硬さに気をつけましょう。
ベッドの大きさの口コミ
マットレスは、ベッドフレームを利用するケースが多いと思われます。
ベッドルームを流用するマットレスの買い替えでは、フレームサイズ内に収まるサイズが絶対条件になるでしょう。
小さめのベッドに大きめのマットレスを使ってしまうと、ベッドからはみ出てしまいます。
また、ベッドのサイドや足元にフレームの出っ張りがあれば、マットレスを乗せられなくなります。
口コミで人気があっても、ベッドフレームに合っていなければ意味がありません。
購入前にはベッドフレームの大きさを正確に計測して、サイズの失敗がないよう留意します。
しかし、どうしても欲しいマットレスがあった場合には、ベッドフレーム自体の買い替えも検討します。
口コミが正しいか確認する
マットレスを口コミ・評判で選ぶのは間違いではありません。
むしろ、口コミ・評判は失敗しないマットレス選びには大切な要素ですが、それには情報の正確性の担保が前提になります。
よく見せるために、関係者がいい口コミを投稿していたり、ライバルブランドが酷評を投稿するケースもあります。
そのため、それらの情報が正しいのか見極める目や感覚が大切になるのです。
口コミ・評判が少ない場合は、情報を吟味できないので、評価の少ないマットレスは避けた方が無難かもしれません。
多くの人が評価しているマットレスであれば比較的安心できるでしょう。
マットレスの好み
口コミ・評判は、個人の好みなどに左右される点も理解しておきましょう。
硬めのマットレスが好きな人であれば、柔らかいものを悪く評価するかもしれません。
逆に柔らかい寝心地が好きな人であれば、硬めのマットレスをおすすめしないでしょう。
口コミ・評判は、このような個人的な好みが反映される傾向にあります。
その理由も合わせて記述され、そこに信憑性がある口コミ・評判を優先的に参考にします。
腰痛改善
腰痛改善についての口コミ・評判も見られますが、これも個人の見解であることが多いと考えられます。
そもそも、腰痛の症状は人それぞれです。
ある人の腰痛改善に貢献したマットレスが万人にフィットするとは限りません。
特にニトリのマットレスで腰痛が悪化したとの口コミを多く見ますが、必ずしもニトリのマットレスが全員の腰痛を悪化させているわけではありません。
あくまで、ニトリのマットレスで腰痛を悪化させた人が多いだけで、中にはニトリのマットレスで腰痛が改善した人がいるかもしれないのです。
口コミは総合的に判断する
これらの情報を踏まえたうえで、自分が欲しいと思うマットレスを選び、購入後に後悔しないことが大切です。
マットレスは、硬さや種類などで選択肢が多いため、購入判断に迷いが生じます。
そのため、口コミや人気ランキングなどを参考にしますが、その情報に踊らされてはいけません。
自分の好みをしっかりと把握して、最適なマットレスを選びましょう。
もちろん、価格だけで判断するのも危険です。
安いだけの粗悪品もあれば、低価格のコスパ最高のマットレスもあります。
その上で多くのマットレスを比較し、最適なマットレスを見つけ出してください。
理想的なマットレスを見つけて、快適な眠りを得られるようになるには、情報の正しい取捨選択が必要なのです。