快眠にはマットレスが重要な役割を持つ
年齢を重ねる毎に眠りが浅くなり、快眠できないとの悩みを持つ方が増えてきます。
それは主に年齢が原因ですが、実は快眠環境が整っていないことが大きいかもしれません。
特にマットレスが寿命でヘタっていたり、低反発マットレスなど、そもそも熟睡できない寝具を使っていたりする場合が散見されます。
また、夏の暑い夜は寝苦しかったり、真冬は足先が冷えて寝られないという女性も多いのではないかと思いますが、これも睡眠環境の改善で解消できるのです。
このような寝具(特にマットレス)を含む、睡眠環境の正しい整え方を知っておけば、驚くほど熟睡度が違ってくるのです。
古くなった布団やマットレスを使っていると、腰痛や肩こりを発症する場合があります。
ヘタっているマットレスで寝ていると寝姿勢が悪くなるので、腰や首への負担が増えるのです。
マットレスは健康に重大な影響を及ぼします。
これをもう少し重要視して、快眠を追求していきましょう。
快眠マットレスに必須の機能
快眠のためには、まず寝具を整えて、睡眠環境を見直すこと。
マットレスが古くなっているなら、新品に替えて、寝心地と気分を一新してみてもいいかもしれません。
最近のマットレスは科学的な研究が進み、機能性が向上していますので、ビックリするくらい快眠できるはずです。
自分が毎晚眠る場所をきれいに整えることで身体的にも効果があるばかりか、精神的にもリフレッシュするので、結果として快眠が得られるのです。
騙されたと思ってやってみてください。
マットレスの通気性
人がー晚でかく汗はコップ一杯分と言われています。
つまり、布団の中は湿気だらけなのです。
その分、しっかりと吸水性や通気性のよい素材のマットレスを選ばないと布団の中が蒸れてしまいます。
吸水性や通気性の悪いマットレスを使った場合、湿気は行き場をなくし、水分となって布団の繊維に結露し、体を冷やす原因にもなります。
これからマットレスや寝具を選ぶのなら、吸水性と通気性のよい素材がオススメです。
特に通気性のよいウレタン素材の「高反発マットレス」が健康のためにはベストな選択になるでしょう。
マットレスの硬さ
マットレスは人の筋肉くらいの硬さで、体の背中の力ーブと布団の間に隙間ができない程度が理想です。
あまり柔らかくても密着しすぎて背中の力ーブが崩れます。
いわゆる「低反発マットレス」がこれに該当します。
理想は、フカフカすぎず、でも硬すぎない。
全体的に面で体を支えてくれる感覚のマットレスを選びましょう。
背骨のS字カーブを正しく保持する
快眠マットレスに求められる基本機能は「背骨のS字カーブを正しく保持すること」です。
自然な直立姿勢では、背骨はゆるやかなS字カーブを描いていますので、睡眠時にもこのカーブを維持できるように、背骨を支えることが求められるのです。
最も体重がかかる腰を支えられずに落ち込んでしまうような反発力の弱いマットレスは、背骨全体が「く」の字型になりやすいので、腰痛を引き起こす原因になります。
腰部分が沈み込まない適度な硬さのマットレスが快眠の条件です。
マットレストッパーを使って硬さを調整する
布団を利用している人で、朝起きると腰が痛い場合は、腰が沈み込んでいるかもしれません。
その場合の対処法として、敷布団の上にマットレストッパーを敷くといいでしょう。
エアウィーヴやエムリリーなどが有名ですが、イケアや無印良品などでも低価格のマットレストッパーが展開されています。
マットレストッパーの活用で硬さを調整しながら、汗を吸って温度を保つ働きもしてくれますし、通気性の向上にも寄与します。
体圧分散して寝返りが打ちやすい
睡眠時に体の痛みが出る場合、その原因の多くは「血流の不良」と言われています。
一定の姿勢を取り続けると血流が滞り、疲労が蓄積するのです。
これが痛みを引き起こすわけです。
これを防止するため、人は無意識に寝返りを打ちます。
一晩で20回程度が理想と言われていますが、逆に寝返りが多いと、睡眠が浅くなってしまうとの問題もあります。
寝返りが多ければいいわけでもないのです。
理想的な寝返りを実現するためには、適度な体圧分散とマットレスによる自然な寝返りサポートが求められるのです。
無駄な力がいらないだけでなく、マットレスの反発力により、寝返りを補助してくれれば、血行が促進され、疲労も回復するのです。
毎日使う寝具ですから、これらの機能を意識して、本当によい快眠マットレスを選んでください。
快眠マットレスを使う
ニトリの快眠マットレス
テレビCMの効果もあり、快眠マットレスと言えば「ニトリ」を思い浮かべる方も多いでしょう。
お値段以上の謳い文句通り、全体的にコスパのよいマットレスを取り揃えていると評判です。
商品ラインナップも豊富で、数千円で買える価格の安いマットレスも揃っていますので、ついつい手が出てしまう気持ちは理解できますが、あまり安いマットレスはおすすめできません。
睡眠環境を整えるのであれば、ある程度の品質のマットレスが必要になります。
できれば数万円のマットレス専門メーカーの商品がおすすめです。
ニトリは自社工場があるわけではなく、売られているマットレスはすべて外注工場での生産。
つまり、マットレス専門メーカーではないのです。
家具量販店として、コスト削減は上手ですが、いいマットレスを作る能力があるわけではありません。
価格を優先するのではなく、最も寝心地がよく、自分に合ったマットレスを選んでください。
マットレスで快眠姿勢を維持
正しい寝姿勢が取れる快眠マットレス
人により寝やすい姿勢はありますが、寝姿勢の基本は仰向け寝だと断言して間違いないでしょう。
立って本を読むくらいの首の傾き方で、そのまま横になった姿勢をイメージしてください。
横向きを好む人もいますが、横向きに寝ると、肩が圧迫されて肩こりがひどくなったり、四十肩や五十肩の原因になったりしますので、やはり基本は仰向けです。
仰向けを習慣づけ、正しい寝姿勢を保つには、適切な硬さや高さの枕とマットレスを選ぶことも大切です。
この機能を持つマットレスを「快眠マットレス」と呼ぶのです。
快眠マットレスによって寝姿勢を矯正してあげることも必要になるのです。
仰向けで鼻呼吸しやすい快眠マットレスを選ぶ
快眠マットレスを使えば、仰向けでの寝姿勢になるので、自然と鼻呼吸ができるようになります。
鼻呼吸が身につき、無意識に自然な呼吸ができるようになると眠りが深くなります。
呼吸を改善し、前向きに睡眠と向かうことが、どれだけ心地良い眠りにつながっていくかと気がつくはずです。
快眠にも努力が必要なのです。
これを確実に実行できれば、朝までの熟睡が約束されるはずです。
20回の寝返りができる快眠マットレスを選ぶ
正しい寝姿勢である仰向け寝が身についたら、次のステップとして、寝返りを正しく打つ練習をしてみるとよいでしょう。
入眠時には仰向けで、翌朝に起きたときも仰向けに寝られていることが理想です。
ただ、これはまったく動かないという意味ではありません。
体が固定されるようであれば、背中などを圧迫し、血行が悪くなりますので、適度な動きが必要になります。
具体的には、寝てしまってから無意識に寝返りを打てるのがベスト。
それは20回程度が理想的です。
もちろん、自分で寢返りが数えられるわけではありませんので、実数は把握できませんが、より寝返りが打ちやすくなるような準備は必要です。
具体的には、寢る前の「寝返り体操」をおすすめします。
寝返り体操はとてもシンプルです。
まずは仰向けに寝ます。その状態で両膝を立ててください。
さらに、両膝をだけ右に倒します。腰をひねるイメージです。
そして、両手も自然に右に持っていきながら体全体を右側に倒します。これで全身が右側を向きます。
これを交互に左右10回ずつ行うだけです。
これをするだけで寝返りに必要な筋肉量が増え、眠りながらマットレスの上で自然と寝返りを打てるようになります。
特に手問も時問もかかりません。
地道に続ければ、目標の一晚に20回の寝返りが自然にできるようになります。
うまく寝返りを打つためには、マットレスの硬さや枕の高さなどの複数の要因が関係してきますが、まずは寝返り体操を習慣づけ、自然と寝返りができる体をつくってください。
安い快眠マットレスはダメ
朝まで熟睡したいのであれば、それなりのマットレスを準備しなければいけません。
安いマットレスは使っている素材の品質が悪いので、大抵は寝心地が悪く、快眠できません。
せっかく快眠マットレスを買うのであれば、それなりの品質と金額のものを選びましょう。
最高の寝心地には枕も重要
快眠枕の選び方
安眠グッズと言われて、イメージするものに「枕」があるのではないでしょうか。
ぐっすりと眠るためには、枕は欠せない存在です。
正しい枕の選び方で、基準となるのは「高さ」と「硬さ」です。
快眠枕の高さ
高さは、首の長さなどの体格差もありますが、面倒がらずに実際に当ててみて確認してみてください。
最適な高さは、仰向けに寝て頭に当てたときに、顎の下にしわが寄らない程度。
しわができたら、それは高すぎる証拠です。
この状態はロ呼吸を誘発してしまうので危険です。
もちろん、低すぎて顎下にツッパリ感を感じてもいけません。
寝ているうちに息苦しさを感じ、自然とロが開くようになってしまいます。
快眠枕の硬さ
次は硬さです。枕にはある程度の硬さが必要です。
肩や首に痛みがある人は悪化させないよう、ついつい柔らかい枕を選んでしまいますが、それは間違った選択です。
柔らかい枕は寝心地がよく感じますが、寝返りが減ってしまうため、長時間同じ姿勢を続け、体の痛みの原因となってしまうのです。
その点、硬めの枕は寝返りを打ちやすくなり、頻繁に姿勢を変えるために、体の1点に負担が集中することが少なくなります。
血行が促進され、筋肉疲労も軽減されるので、結果的に痛みが緩和されます。
快眠枕の使い方
枕の理想的な使い方は、仰向けが基本的になります。
入眠時には仰向けで、朝方起きたときにも仰向けに寝られていることが理想です。
硬い枕は、当初、違和感を持つかもしれませんが、結局は自然な寝姿勢を作ってくれるので、慣れてくれば快適に感じるはずです。
健康のためにも、やや硬い枕がオススメです。
枕とマットレスの組み合わせ
枕に関してもう1つ重要なのが、マットレスとの組み合わせです。
マットレスの硬さで枕の最適な高さも変わってくるのです。
正しい寝姿勢は、マットレスと枕の組み合わせで生まれます。
手で押したときに、柔らかく沈み込むマットレスなら、枕は少し高めで合わせます。
手で押しても沈み込みが少ない硬めのマットレスなら、枕は低めにします。
但し、柔らかく沈み込んでしまう低反発マットレスは、あまりオススメできません。
寝姿勢が安定しないので、適切な枕を選んでも効果が発揮できないからです。
おすすめの快眠マットレス
快適な睡眠環境を整えるのであれば、やはりマットレスが重要な役割りを担います。
最近のマットレスは科学的な研究が進んでおり、人間工学の観点からも、とても高性能な結果を出しています。
また、以前と比較して、価格も相当安くなっており、手の届くマットレスが増えてきました。
睡眠は健康の基礎です。
熟睡できる環境と健康を買うと思えば、マットレスは安いものです。
場合によっては、複数枚のマットレスを購入し、使い比べてみてもいいかもしれません。
それくらいマットレスにお金をかけてもいいのです。
快眠マットレスの人気口コミ・評判ランキング
快眠できるマットレスとの口コミが多いのが「雲のやすらぎ」「モットン」「マニフレックス」の3つの高反発マットレスです。
価格も手頃で、使用しているウレタンの品質も問題なく、寿命も長いので、長い目でみて「コスパのいいマットレス」だと言えるでしょう。
機能性も高いので、腰痛にも効果があると評判です。
最高の寝心地と腰痛や肩こりの緩和の両面からも評価が高いと言えると思います。