概要
マットレストッパーとして人気
近年、注目を集めているマットレスは「ファイバー(エア系)」です。
ファイバー(エア系)マットレスは、エアウィーヴが市場を創造しました。
使用中のマットレスや敷き布団の上に、もう一枚マットレスを敷き、より寝やすい環境を作るとの提案が受け入れられたのです。
このマットレスの上に敷く薄型のマットレスを「トッパー」と言います。
ファイバー(エア系)マットレスは、薄型のマットレストッパーとして普及していったのです。
市場開拓者としてのエアウィーヴは、多くの有名スポーツ選手を使ったプロモーションが成功し、大人気商品になったため、多くのマットレスメーカーがファイバー(エア系)マットレス市場に参入しました。
そして、アイリスオーヤマのエアリーや東洋紡のブレスエアーなども人気売れ筋マットレス市場に成長していったのです。
ベッドマットレスも売れ筋
アイリスオーヤマや東洋紡以外にも、今では類似品が多数あるので、買う側には選択肢が増えています。
ファイバー(エア系)マットレス市場で最も有名なエアウィーヴは、トッパーだけではなく、厚みのあるベッドマットレスもファイバー(エア系)化しています。
このように、ファイバー(エア系)マットレス市場は、新規参入を含め、多様化していきました。
多様化の過程で競争は激化します。
その争いに伴い、ファイバー(エア系)マットレスの価格は下落傾向にあります。
最近は安いファイバー(エア系)マットレスが増えてきているので、かなり買いやすい市場環境になっています。
枕もおすすめ
ファイバー(エア系)化の流れは「枕」にも及んでいます。
中でもエアウィーヴのファイバー枕は、適度な反発力と通気性のよさから、大人気枕になっています。
枕の高さ調整が可能なので、肩こりに悩む方から支持されています。
今では多くのアスリートもエアウィーヴの枕を愛用しています。
ファイバー(エア系)マットレスのメリット
洗える
ファイバー(エア系)マットレスの最大の特徴は、洗える点でしょう。
これまでのマットレスは、内部にスプリングを内蔵しているコイルマットレスや、スポンジ素材の低反発マットレスの特性から、丸洗いが難しいイメージがありました。
その常識を覆したのがファイバー(エア系)マットレスだったのです。
ポリエチレンを細いチューブ状にしたもの、つまりファイバー(繊維)の塊なので、水分を吸収せず、湿気も溜まりません。
水分がファイバー素材を劣化させないので、マットレス自体の寿命に影響を与えません。
汚れたら自宅のシャワーですぐに洗えてしまうので、大変便利です。
通気性がよい
ウレタン素材のマットレスと違い、内部に空洞が多いため、通気性が抜群によいのも特徴です。
洗った際でも水分や湿気を溜めないので、当然、睡眠時の汗も簡単に放出します。
梅雨時や夏場でも蒸れが少ないので、ムシムシした寝苦しい夜でも、サラっとした気持ちいい寝心地が確保されます。
衛生的
通気性のよさから、カビ発生の心配がほとんどありません。
万が一、カビが生えても、自宅で洗えるので、あっという間にメンテナンスができてしまうのもメリットです。
低反発マットレスは、汗を吸い込み臭いが発生するデメリットもありましたが、ファイバー(エア系)マットレスはその心配もいりません。
頻繁にお手入れをしなくて衛生状態を保てるのは、赤ちゃんやお子様のいるご家庭では助かるでしょう。
カビの発生が即ち廃棄になっていた低反発マットレスに比べ、マットレス自体の寿命も伸びるため、コスパの点でも優位性があるのです。
腰の負担が軽減
ファイバー(エア系)マットレスは高反発素材なので、寝返りのサポート力も抜群です。
マットレス自体の反発力で自然な寝返りができるので、腰への負担が軽減されます。
不必要な沈み込みがないので、理想的な寝姿勢が維持できるため、腰痛に悩んでいる人には最適な選択になるでしょう。
ファイバー(エア系)マットレスのデメリット
寝心地が硬め
ファイバー(エア系)マットレスは、ちょっと固めな寝心地です。
反発力が高いため、ふかふか感とは違う感触になります。
柔らかい寝心地が好きな方には違和感があるかもしれません。
熱に弱い
ファイバー(エア系)マットレスの素材は熱に弱い特性があります。
熱湯や直射日光によりマットレスが変形してしまうリスクがあるので、注意が必要になります。
自宅で洗う場合の水温はぬるま湯程度が必須条件になりますし、干す場合も陰干しが推奨されています。
当然、湯たんぽ、電気毛布、布団乾燥機などの高温になる器具の併用はNGです。
冬は寒く感じるかもしれない
安いファイバー(エア系)マットレスは、ファイバーの密度が低いため、隙間ができやすく、熱を放出してしまいます。
エアウィーヴやエアリーなどの高品質なファイバー(エア系)マットレスは、高密度なので夏は涼しく、冬は温かいのですが、安いファイバー(エア系)マットレスは保温性に難があるかもしれません。
安くておすすめのファイバーマットレス(エア系)
エアウィーヴは高品質なファイバー(エア系)マットレスの代表格ですが、ややお値段が高めです。
高額ラインの商品であれば数十万円もするので、簡単に買えるマットレスではありません。
しかし、同品質でかなり安いファイバー(エア系)マットレスがあるので、購入時にはエアウィーヴとの比較検討をしてみてはいかがでしょうか。
ファイバー(エア系)マットレスは多種多様なので、おすすめの商品とそうでない商品があります。
価格と品質がバランスする「コスパのよいファイバー(エア系)マットレス」を選んでみてください。
アイリスオーヤマ エアリーマットレス Softe
「3次元スプリング構造」が特長のアイリスオーヤマのエアリーマットレス Softeです。
密度の濃いチューブ状の繊維が弾力を生み、空気を編むように絡み合いながら、繊維の隙間から湿気を外へ逃がすため、湿気がこもりにくくなっています。
適度な硬さと優れた体圧分散性で理想的な寝姿勢をサポートし、高い反発力が筋肉の動きを助け、スムーズな寝返りをサポートします。
三つ折りにして立てかけられるので、お手入れも簡単です。
約8万回の圧縮テストで硬度保持率80%。耐久性もバッチリです。
カバーも中材も丸ごと洗えう上、速乾性に優れているのですぐに乾きます。
ブレスエアー 洗えるマットレス 三つ折り
35mmのブレスエアーを2枚重ねて70mmにした「極厚ブレスエアー」です。
軽量な三つ折りタイプなので、収納時にはコンパクトになり、出し入れや移動が女性でも楽にできます。
ブレスエアーは耐久性に優れヘタリにくいので、長期間使用できます。